こんにちは
まっすんです。
だんだん日が長くなってきましたね。
日のあるうちに家に着いた夕方には日本酒を飲みたくなるのは私だけでしょうか?
今日は2026年3月12日23:12から放送予定のカンブリア宮殿に出演する櫻井一宏社長に注目したいと思います。
桜井社長は銘酒「獺祭(だっさい)」を製造している株式会社 獺祭(旧・旭酒造)の社長です。
獺祭は人気のある日本酒ですが、そこまで知名度を上げるためには販売戦略が重要であったと思います。
どのような販売戦略を立てていたのでしょうか?
桜井さんの気になるところをまとめてみました。
もしよろしければ最後までお付き合いください。
株式会社 獺祭
株式会社 獺祭(だっさい)は、山口県岩国市にある酒造メーカーです。
純米大吟醸酒「獺祭」のみを製造・販売し、米ニューヨークにも醸造拠点を持つ、世界的な日本酒メーカーです。
会社名 株式会社 獺祭
本社所在地 山口県岩国市周東町獺越2167番地の4
設立 1948年1月(旭酒造株式会社)
代表者 代表取締役 桜井一宏
資本金 1000万円
従業員 320名(2024年12月末 正社員:240名 パート社員:80名)
上場 非上場
経営は創業家(桜井家)が行っています。
株式会社獺祭旭酒造の歴代社長はこちらです。
| 氏名 | 在任期間 | 備考 | |
| 初代 | 名前非公開 | 不明 | 旭酒造の創業者 |
| 2代目 | 桜井博冶 | 1957〜1984 | 1984年に急逝 |
| 3代目 | 桜井博志 | 1984〜2016 | 「獺祭」ブランドを確立し、世界的ブランドへ 成長させた。現在は会長。 |
| 4代目 | 桜井一宏 | 2016〜 | 博志氏の長男。海外展開を主導し、グローバル 戦略を強化。 |
創業から77年の歴史を感じますね。
2025年5月に社名とブランド名のずれを解消するために、旭酒造株式会社から株式会社獺祭に社名変更しました。
売上は次のとおりです。
毎年伸びていて、5年で1.5倍にまでなっています。
| 決算期 | 売上高 |
| 2021年9月期 | 141億5,000万円 |
| 2022年9月期 | 164億4,900万円 |
| 2023年9月期 | 174億6,100万円 |
| 2024年9月期 | 195億5,000万円 |
| 2025年9月期 | 213億7,000万円 |
営業利益は非公開でしたが、きっと増収増益だったんでしょうね。
売上の増加を従業員に還元するために2021年度、「5年で平均基本給を2倍」を掲げ、2026年度以降の製造スタッフの給与を、2021年度比の2倍以上を目指すプロジェクトを開始しました。
従業員の皆さんのモチベーションもきっと高いと思います。
うらやましい限りです。
銘酒「獺祭」の誕生と販売戦略
皆さんは獺祭というお酒を飲んだことがありますか?
華やかな香りと繊細な甘み、雑味のないクリアな後味で国内外から高い評価を受けている日本酒です。

引用:獺祭公式HP
とっても美味しそうなお酒ですね。
獺祭は1990年にお父様の代で創られたお酒のブランドです。
これまでは普通酒を中心に造っていたのですが、ここで経営方針を転換して吟醸酒~大吟醸酒を造るようになりました。
ところで、吟醸酒とか大吟醸ってご存じですか?
違いはこちらです。
・普通酒 米・水に加え醸造アルコールを使う一般的な酒。
・吟醸酒 精米歩合60%以下で低温発酵させ、香りが華やか。
・大吟醸酒 精米歩合50%以下で、より雑味が少なく繊細な香味が特徴。
吟醸酒、大吟醸酒は雑味の原因となる米の表面を削るために、精米の歩合を下げます。
作られたお酒はおいしくなる一方で、その分、コメ粒の大きさが小さくなる、精米するのに労力がかかることから値段が高くなる傾向にあります。
注意:お酒の世界はもっと奥が深いです。しかし、これを分かりやすさ優先で、超ざっくりと説明しています。お酒に詳しい方は「そんないい加減なこと言うな~!」と思うかもしれませんが、ご了承ください。
私は「うめ~!」って、あまり味わずに、楽しさ優先で飲んでしまう方なので、こんな上等のお酒はもったいないかもしれません。
そうやって高品質なお酒を販売することで価格競争から脱却し、ブランドを確立しました。
こういった他社製品との違いを付ける手法を差別化戦略って言います。
また、この頃にこれまであった杜氏制度を廃止し、酒造りのデータ化に成功しました。
酒蔵においては杜氏に仕込みを行ってもらうことが通例でした。
杜氏とは酒蔵で酒造り全体を統括する最高責任者のことです。
冬から春の間だけ仕込みの時に来てくれます。
当時は、純米大吟醸への転換を進める中、杜氏にとって未経験の酒造りを求めたことに加え、地ビール事業とレストラン経営の失敗で経営が悪化しました。
これを見た杜氏が「給料が危ない」と判断し、部下を連れて他蔵へ移ってしまい、杜氏がいなくなってしまいました。
しかし当時、全国新酒鑑評会を背景に酒造技術のデータ化が進んでおり、各県の技術センターが公開する製造マニュアルが整備されていました。
秋田の醸造試験場のマニュアルを活用し、若い社員が先入観なく科学的手法で酒造りに取り組んだ結果、初年度から杜氏の酒を上回る品質を実現することに成功しました。
杜氏の暗黙知をデータ化して形式知に変換したことはDX(デジタルトランスフォーメーション)の先駆けと評価されています。
ピンチをチャンスに変えてしまうところがすごいと思います。
銘酒「獺祭」はお父様である博志さんが命名しました。
「獺」の字はあまりなじみのない字ですよね。
これで「かわうそ」って読みます。

何故「獺祭」という名前になったのでしょうか?
これには3つの理由があります。
獺祭を造る蔵の所在地である獺越(おそごえ)から1字をとりました。
「獺(かわうそ)」には、捕まえた魚を岸にずらりと並べる習性があるとされ、
その様子が“祭りの供物を並べるようだ”として 「獺祭」 と呼ばれました。また、この様子は詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げちらす事をさします。
明治の俳人 正岡子規 は、自らを「獺祭書屋主人」(=資料を広げて創作する人)
と号していました。
「伝統に安住せず、革新を続ける姿勢」を子規に重ね、銘柄名に「獺祭」を選んだと説明しています。
獺祭という名前には、土地のルーツ・自然のイメージ・文学的精神・革新性
が込められています。
たくさんの想いが込められているお酒とその銘柄って素敵ですね。
ますます飲んでみたくなります。
ビジネスを展開していくとどうしても「手を広げたくなる」のが人情ですが、これを商品を大吟醸に絞る。
販路もどこにでも卸すのではなくブランド価値を守る卸先にだけ絞って提供する。というふうに対象を絞ることがビジネスにおいて重要なんです。
それを実行して、成果を出した桜井さんはすごいと思います。
その根底にあるのは「うちに戦略なんてものはないですよ。とにかくうまい酒を造りたいだけ。」というお酒にこだわりと自社製品への絶対的な自信があるのでしょうね。
そんな桜井一宏さんがカンブリア宮殿に出演
番組では日本酒「獺祭」を世界ブランドへ押し上げた株式会社獺祭を特集します。
桜井博志会長、桜井一宏社長が出演され次の獺祭を語ってくれます。
番組では獺祭の酒造り、挑戦の歴史、未来戦略について紹介されます。
倒産寸前から世界的ブランドへ成長した獺祭の軌跡
純米大吟醸専門・杜氏不在など、常識破りの酒造り
2025年の社名変更(旭酒造→株式会社獺祭)後の新戦略
NY醸造所「Dassai Blue」など海外展開の最前線
日本の伝統文化としての日本酒が世界の食文化になり得るかを探る
お酒の好きな人にも企業経営に興味のある人にも見逃せない回となっていますね。
桜井一宏さんのプロフィール
桜井一宏さんは株式会社獺祭の代表取締役社長、四代目蔵元です。
生年月日 1976年(現在49歳)
出生地 山口県
出身校 早稲田大学社会科学部
桜井さんは大学卒業後は一度民間企業に就職しましたが、居酒屋で偶然飲んだ獺祭の味に強い可能性を感じ、家業に戻ることを決意しました。
入社後は製造現場での経験を積み、海外市場の開拓にも積極的に取り組みました。
特にニューヨークでの販路拡大に貢献し、獺祭の国際的な認知度向上に大きな役割を果たしています。
2016年に社長へ就任してからは、父である桜井博志会長が築いた「純米大吟醸への特化」や「データに基づく酒造り」を継承しつつ、海外展開やブランド戦略をさらに強化しています。
2023年にはニューヨーク州に酒蔵「Dassai Blue」を開設し、日本酒を世界文化として広げる挑戦を続けています。穏やかな人柄と確かな戦略眼を併せ持つ経営者です。
まとめ
・株式会社 獺祭は、山口県岩国市にある酒造メーカーです。純米大吟醸酒「獺祭」のみを製造・販売し、米ニューヨークにも醸造拠点を持つ、世界的な日本酒メーカーです。
・獺祭は父博志さんの想いから誕生し、様々な取り組みにより、世界的なブランドになるまで成長しました。
・番組では日本酒「獺祭」を世界ブランドへ押し上げた株式会社獺祭を特集します。
桜井博志会長、桜井一宏社長が出演され次の獺祭を語ってくれます。
・桜井一宏さんは株式会社獺祭の代表取締役社長、四代目蔵元です。ニューヨークでの販路拡大に貢献し、獺祭の国際的な認知度向上に大きな役割を果たしています。
暖かい日が続きますね。
春はもうすぐです。
暖かくなったら獺祭で花見をしてみたいです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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